エコライフブログ

太陽光パネルの各メーカーのメリットデメリット+αな濃厚情報を現役施工職人が語るブログ!

パネル選定

おはようございます!

またまた雨の再来ですね。
また梅雨が来たのでしょうか、、(笑)



今回は太陽光パネルの設置を検討している方の為の記事です。


据え付けを検討されている方であれば既に各メーカーのパネルのメリットデメリットは大まかにでも見ておられることかと思います。



今回、飽くまで施工サイドである僕個人の独断と偏見混じりでの考察になります。

パネルの強度、太陽光パネルの発電効率、価格、デザイン制の4点に重きを置いて考察します。
その他要素も少し混じります。




パナソニック

言わずもがな日本が誇る大手メーカー。

発電効率は数ある太陽光メーカーの中でも1、2を狙えるレベルです!

今年に入ってから本格的に太陽光パネルの設置工法がPS工法というものに代わりましたが、パネルの性能は特に変わりは無いようです。

デザインに関しても、上記のPS工法に変わった事で台形パネルが新たに登場しました。

発電効率ももちろんだがデザインも捨てられない、、という方には嬉しい登場。


ただし、台形パネルそのものの発電効率はどうしても下がるのでデザインを意識しない限り設置はオススメ出来ません。←これはメーカー問わず言えることです。


そして問題のパネル強度。


メーカー曰く、PS工法は在来の工法よりも据え付けの作業効率が30%ほど上がっているようです。


基本的に太陽光というのは、アンカー(架台を屋根に固定するためのもの。)を打ち込む→架台設置→配線→パネル設置という流れなのですが、PS工法も基本的な流れは同じ。

ですが、パネルの架台への固定方法が違います。
それにより架台もその固定方法専用の架台に変わっております。

この場合の固定方法は、パネルに金具を差し込む溝加工がされております。架台にその固定用の金具をスライドさせ、パネルを置いてからその溝に金具を叩き込んで入れるという固定方法。

文面だと分かりづらいかと思いますが、、(笑)

この叩き込んで固定、、というのがPS工法の名前の由来そのものです。


施工側として在来工法とPS工法の強度=主に風の影響ですね。

この強度に関しては在来の方が強かったのでは?
というのが正直なところ。


在来工法の固定方法は、一段目と二段目のパネルの端部にコの字の金具を差し込んでからナットで締めるというもの。

ナットで直接締め付けているので上から押さえつけられる力が加わっています。

PS工法にはこの上から押さえつけられる力が無い為に、在来より強度が落ちているのでは?という見解です。


個人的にパナソニックで僕が設置するなら、スレート屋根でも在来工法の瓦用のアンカー工法が強度抜群!!

ごつめのアンカーにごつめの架台で値段も少し張りますが申し分ない強度かと思います。

ただし、メーカーのマニュアルでは基本的にパナソニックは垂木固定をしなくても問題のない物なので強度的にネックになるとしたらこの場合はこれくらいかと。


垂木固定しなくていい代わりにアンカー固定するためのビス打ちが他の倍くらいあります。
そのために垂木固定しなくても大丈夫だよというもの。

仮にこの工法でスレート屋根で勾配がそこまで無く、1~2面設置であれば屋根工事自体は昼過ぎくらいには終われると思います。(施工店によりピンキリですが。)


先にも書いたようにPS工法さメーカー曰く、作業効率が在来より30%ほど上がっているとのこと。



僕からすると、作業効率は確かに良くなっているのかもしれない。

でも在来工法より30%ほどの手間が増えている。

これです!


細かいパーツと手間が物凄く増えました。

パネル置くときはやはりPS工法の方が早いのですがそれまでが大変。
そして強度的にも落ちている気がしてならない。


個人的にパナソニックで考えているのであれば在来工法アンカー70をオススメします。

今はこれを扱ってない販売店もあるかもしれないので、もし気になった方は1度聞いて見ると良いかと思います。


尚、在来工法の場合は台形パネルは使えないのでお気をつけ下さい。



この記事はランキングではありません。

太陽光パネルには各メーカーそれぞれに強みがあり、その逆もあります。

施工、点検をしてきた中での考察ですので、太陽光パネル選定の参考になればと思い書きました。


今回はパナソニックでした!

全メーカーまとめて書こうと思ったのですがつい長くなってしまったのでまた次回書きます(笑)


読みづらい部分が多々あると思いますが、これから勉強して読みやすく出来るよう頑張っていきます。


ではこれから現場に向かうのでまた!